作品詳細

サムネイル1 サムネイル2 サムネイル3
負けるな一茶

負けるな一茶

一茶かノー一茶か? 俳句を読んで協議して当てるゲーム。
一茶のことを知らなくても、遊んでいるうちに「一茶味があるなー」って分かってきて、「江戸の俳句なのにこの言葉はどうよ」「一茶はそんな人じゃない」「一茶、すごいなー」などなど、それぞれが感じる「一茶っぽさ」とは何かを話し合うことになるゲーム。
2万句以上も俳句を作った俳句野郎の小林一茶の句と、ゲーム作家米光一成の贋作が見分けられるか。
一茶&俳句の豆知識つき!

プレイ人数:1~10人
プレイ時間:5分~
対象年齢:8歳以上
セット内容:

購入はこちら

米光一成の解説!

「一茶すごいヤツだなー」の感動に辿り着くためのゲーム「負けるな一茶」

ゲーム『負けるな一茶』は、カードに書かれている俳句が一茶か贋作かを当てるゲームだ。
って説明すると「単純な当てものゲームだな!」ってあなどられちゃう。のだが、真の面白さのポイントは別にある。

まずは動画で紹介

漫画でわかる!『負けるな一茶』

漫画でわかる!『負けるな一茶』1 漫画でわかる!『負けるな一茶』2 漫画でわかる!『負けるな一茶』3 漫画でわかる!『負けるな一茶』4 漫画でわかる!『負けるな一茶』5

話し合いメカニクス

1対多の戦いに設定しているところがミソだ。
出題者1人に対して、回答者は複数人のチーム。
みんなで、「一茶」か「ノー一茶」かを話し合って決める。当たればチームがカードを獲得し1点。はずれれば出題者が1点獲得。5点獲得すると勝利だ。
話し合いのうえ回答を1つに絞るため、「一茶味があるなー」「江戸の俳句なのにこの言葉はどうよ」「一茶はそんな人じゃない」などなど、それぞれが感じる「一茶っぽさ」とは何かを話し合うことになる。
1問目が正解不正解どちらでも、その句が一茶の句か贋作か判明するため、プレイヤーの一茶情報が増える。一茶豆知識もついているので、さらに増える。そこで、どんどんそれぞれの回答者に「一茶っぽさ」が、形づくられることになり、さらなる推論と混乱が生まれる。

負けるな一茶コンポーネント写真

「本物か贋作か当てる」という目標があるので、協議の方向性が定まり、熱が入る。
協議するなかで、句に対する理解が深まったり、一茶味を感じたり、一体感が生まれたりする。
出題者は、次にどのカードを出すか決めることができるので、回答者がワイワイと推論を交わしている内容を受けて、「ならば、これを出すか!」と、さらなる裏をかくことも可能であり、そうなってくると俳句観や一茶味が揺さぶられる。
揺さぶられる果に、みんなで「一茶すごいヤツだなー」の境地に辿り着くのだ。
(なので、出題者に回ったときが、このゲームのさらなる醍醐味を堪能するタイミングともいえるし、出題者として何度も楽しめるゲームでもある)
それほどに一茶の句は、多様で、時代を超えて、名句だったり、珍句だったり、すごいのよ、マジで。
それに対抗すべく、一茶を憑依させて贋作を作りました。
楽しんでください!